第十二話 はじめての女性からの電話(その2)
第十二話 はじめての女性からの電話(その1)
閑話休題 その八 (婚活女性いろいろ)
BL漫画家ですけど結婚してもいいですか? (GUSH COMICS DX)
- 作者: 藤本ハルキ
- 出版社/メーカー: 海王社
- 発売日: 2015/09/10
- メディア: コミック
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第十一話 はじめてのカップル成立(その9)
第十一話 はじめてのカップル成立(その8)
第十一話 はじめてのカップル成立(その7)
そして交代時間になったので、ポニーテールの女性のところへ行った。こっちはすでに男の人が二人いて1対3になった。テーブルの上にも1対3の形でプロフィールシートが並べられる。この時、初めて他の男性のプロフィールシートを見たが、年収は自分の半分くらいしかなかった。それは、まあ、予想通りで単なる確認だったのだが、意外だったのは、かなりびっしりと書き込んでいたことだった。趣味なんかの枠が全部埋まっているだけでなく、ところどころに絵やマンガで書き込みしてあって、とても賑やかだった。パッと見、スカスカの自分のとは差が歴然としていた。さらに会話も慣れた感じで、女性向けのアニメやマンガのことも良く知っている感じだった。どうも彼らはオタク関係の友達との交友がありそうで、一緒に出かけたり、コミケに行ったり(俺は行ったことはない)、カラオケに行ったりしているようだった。昔、大学(工業大学だったので男ばかり)の同じクラスの友達とカラオケボックスに行ったことがあるが、歌える曲が無くてほとんど聴くだけだった。テレビCMで聞いたことのある曲もあったが、そういうのはサビの部分しか流れないので、やっぱり歌えなかった。結局、3人の会話を傍観しているだけで二回目のフリータイムが終わってしまった。
第十一話 はじめてのカップル成立(その6)
ケーキタイムが終わりフリータイムが始まった。女性と男性が向かい合って番号順に並ぶ。自分は心臓がバクバク言って隣の人に聞こえるんじゃないかと気が気ではなかった。開始の合図で女性陣が動き始める。遠坂さんがまっすぐこっちに歩いてきた。なんか番号を確認しているようだった。そして自分の前で「お話、いいですか?」と声を掛けてきた。自分は、情けないくらいキョドってしまっていたが、それでも近くにあったテーブルで話しましょうと誘導してイスに座った。「僕なんかの何が良かったんですか?」と喉元まで出掛かった疑問を飲み込んで、とりあえず、「声掛けてもらって嬉しかったです。」と正直に言った。その後は好きな食べ物の話になって好きなラーメンの話になった。あまりラーメン屋に入るようには見えなかったが一人でも入るそうだ。それで吉野家にも一人で行ったりするのと聞いたら、吉野家は入りにくいけどすき家は入るそうだ。違いはチケットの有無だろうか。彼女の食事のオススメはサブウェイだそうだ。地下鉄のことではなく、サンドイッチ屋さんだそうで、野菜がたくさん入っているらしい。ダイエットして以来、野菜が好きになったので今度行ってみようと思った。