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独身アラフォー非モテ男の婚活日誌

友達なし彼女なしのアラフォー非モテ男による婚活活動日誌

第十一話 はじめてのカップル成立(その2)

今度の会場はオタク婚活らしく秋葉原だった。人通りのない分かりにくい場所にあったがスマホの地図を見ながら何とかたどり着いた。会場に入ってみると、真新しい感じのオシャレな雰囲気だった。コンクリートの打ちっぱなしもオシャレ感を上げていた。
受付で運転免許証を見せる。荷物を預かってくれるそうなのでカバンを預けた。その後、指示された席に座った。しばらくすると、同じテーブルの正面に女性が座った。恰幅の良い大きな女性だった。少なくとも自分より背が高く、横幅も大きかった。柔道部と言ったら10人中10人が納得するだろう。イスの悲鳴が聞こえた気がした。ピンク色のスカーフを首に巻いたりスカートを履いていたりして、おめかししているようだった。実はこのイベントでは、イベント開始の30分前から受け付けを開始していて、受付開始と同時に入室すると30分間、異性と話が出来るというのを売りにしていた。もちろん誰が同じテーブルになるかは運任せになる。女性が同じテーブルに座らない可能性もある。自分はまさにその宣伝通りに30分前に来てしまったので、正面の大きな女性と30分間話し放題になっていた。もう逃げ道はなかった。ここは練習と割り切って話しかけることにした。
「こんにちわー。今日は暑いですね。」
・・・
結果から言うと話は結構盛り上がった。それも、これまでほとんど話したことのないオタク系の話題で。彼女はニトロプラス(もしかしたらアダルトゲーム全般)のファンだったのだ。最初はたわいの無いゲームの話をしていたのだが、お互いノベルゲームが好きだという話になり、弟切草とかかまいたちの夜から始まってPCゲームに話題が移り、「沙耶の唄」が一番好きだと言ったら、なんと同意してもらえたのだ。やったことがあるらしい。女性であれをやるのも凄いし、尚且つ好きというのはもっと凄い。確かにテーマは「一途な愛」、「純愛」だ。だが自分で言うのもなんだが相当屈折している。そんなディープ話で盛り上がっていた頃、ちょうどイベント開始の時間になった。正直な話、もう少し話していても良かった。
 

 

沙耶の唄 オリジナルサウンドトラック

沙耶の唄 オリジナルサウンドトラック