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独身アラフォー非モテ男の婚活日誌

友達なし彼女なしのアラフォー非モテ男による婚活活動日誌

第十話 はじめてのオタク婚活パーティー(その9)

会場を出た直後、急激に疲労感に押しつぶされそうになる。まだ、日中なので日は高く、そして清々しいいい天気だった。俺はいったいせっかくの休日に何をやっているんだろうか。新宿は沢山のカップルや夫婦であふれていた。さっきまで、19人もの年頃の女性と話をしてきたのに誰一人にも見向きもされなかった。これはつまり、一般的な女性から見て自分は異性として価値がないということにならないだろうか。年収は決して低くなかったはずだ。太っている訳でもないし、みすぼらしい格好でもない。もうこれ以上、どうしようもないじゃないか!薄い頭髪を隠すためにカツラでもかぶるのか。整形するのか。もう何をやってもダメな気がしてきて、何にもする気がなくなってしまった。精魂尽き果てた感じだった。どうやって家にたどり着いたのか記憶がないまま、気づいたら布団の上で着替えもせずに寝ていた。もう何も考えたくなかった。何をしても無駄なのだから、考えるだけ無駄だ。そして夜中にお腹が空いて目が覚めた。何があっても腹は減るらしい。コンビニで弁当を買ってきて、とりあえず、腹を満たしてまた寝た。
 
ひたすら寝て、翌日朝に目が覚めたら、少し気分が落ち着いていた。そういえば、大学受験で落ちた時もひたすら寝て、起きたら気持ちが少し楽になったのを思い出した。
 
2週間後に人気のある料金が高い方のオタク婚活パーティーがある。今度こそ頑張ろうと決めた。

(第十話 おわり)