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独身アラフォー非モテ男の婚活日誌

友達なし彼女なしのアラフォー非モテ男による婚活活動日誌

第三話 猫カフェ婚活、再チャレンジ

今回のイベントでは残念ながら彼女はできなかったが、いろいろ収穫はあった。綺麗な若い女の子と話をする機会があるとは思ってなかったので期待以上のイベントだった。逆に最初から上手く行ったりすると話が出来すぎなのでもう一度申し込んでみた。今度のメッセージを送る相手は少しレベルを下げてみることにした。

2週間後、イベントに参加していた自分は、再び同じ猫カフェで女性の前に座っていた。自分の左右は男性が座っていたが右側の男性がフツウに100キロ超えてそうなデブだった。昔からデブが嫌いだったので、思わず「チッ」と舌打ちしてしまった。

なんでデブがこの世に存在するんだろうか?デブは周りの人はもちろん本人にとってもいい事は何もない。デブが歩道を歩けば、その体とまるでドラクエⅠの自キャラのように左右に飛び出た両手で道を完全に塞いで歩行者の通行を妨害する。電車の座席も1.5〜2人分占有する。病気になりやすいから医療費や国民保険を使う割合が高そうだし、そもそも見るからに邪魔だ。なんでデブは痩せようとしないんだろうか?よく運動する時間も金もないと聞くが、運動しなくてもデブの体を維持するための使っている時間とお金を無くせば普通体型になるだろう。いったいその巨体を維持するためにどれだけ食べてるのか一度聞いてみたいと思っていた。

隣のデブはマシンガンのように次から次へと言葉を飛ばして、向かいの女の子と楽しく談笑していた。なんなんだろう。デブってみんな話が上手なんだろうか。デブってみんなオペラ歌手みたいに歌が上手いんだろうか。自分は相変わらず面接のような質疑応答をやってウンザリしていた。これじゃ、いつまでたっても彼女なんてできないことが、ようやく分かってきた。女性とは特別な話をせずに男友達と同じような話をすればいいと聞いたことがあるが、男友達すらいない自分はどうすればいいんだろうか。当然、お世辞や冗談も一度も言ったことがない。

また、話をしていて困るのが、テレビと旅行の話題だ。ウチにはテレビがないのでドラマや芸能人の話をされてもチンプンカンプンだし、旅行なんて高校の修学旅行ぐらいしかしていないので海外旅行の話をされても「ふーん」としか言えなかった。
この前、実家に帰った時に久しぶりにテレビを見たが、ニュースで総選挙の結果がどうのこうのと言っていたので、選挙なんてあったっけと、よく見たら、AKB48(「えーけーびーふぉーてぃーえいと」と読む)と言うアイドルの話だった。なんでニュースでアイドルの話をしてるのか訳がわからなかった。

もう一つ、参加者を見ていて気づいたことがある。みんな服装がオシャレだった。自分はチェックのシャツやセーターとジーパン、そして黒のジャンパーを着ていたがそういう格好の人はいなかった。カーディガンって女性用の衣服かと思っていたが男性が着てもいいらしい。また、ほとんどの男性はズボンを履いていた。ジーパンもたまにいたが、ひざのあたりに穴が空いていて、普通のジーパンとは違うようだった。自分も穴の空いた古いジーパンを持っているが、そういう穴はお尻だったり股のあたりに空くのでパンツが見えてカッコ悪いから街中に出るときは履かないことにしていた。それから靴も高そうなものが多かった。自分は安くて歩きやすいスニーカーをいつも履いていた。スニーカー以外の靴はスーツ用の黒い靴しか持ってないしそれで十分だった。
シャツをズボンの中に入れずに外に出すのが流行っているらしいことは知っていた。それ以外にズボンの裾をまくるのも流行っているらしい。幾つかのズボンは裏地にもデザインがあるように見えた。少なくとも足が短かかったり、丈の測り間違えで、裾をまくっているのでは無いようだ。

周りをキョロキョロ見てたり、あれこれ考えていたら結構時間が経っていたらしい。メッセージカードに女性の番号を書いて提出しなければならない時間になっていた。困ったことに全然選べない。仕方がないので前回とは逆にあまり可愛くない順に番号を書いて提出した。これで返事が来るかもしれない。しかしだ、そもそも、第3希望までしか書けないのがおかしい。女性全員の12人にメッセージカードでメールアドレスを渡せれば、もしかしたら誰かから返事が来るかもしれない。12人分のメッセージカードを書くのは大変だがそれぐらいなら頑張ってもいい。この不便なのはなんとかして欲しい。

今回は落ち着いて周りを観察する余裕があったのでいろいろ収穫があったが、結局、メッセージカードは貰えなかったし、誰からもメールは届かなかった。ちなみにあのデブの結果も当然ながら分からなかった。また、このまま猫カフェでの婚活を続けてもいい結果に結びつくとは思えなくなっていた。