独身アラフォー非モテ男の婚活日誌

友達なし彼女なしのアラフォー非モテ男による婚活活動日誌

第十八話 イベント婚活での出来事(その6)

(お別れメール)
その後、風鈴作りやオクトーバーフェスト、鎌倉七福神巡り、江ノ島散策等々、文化系、スポーツ系、その他、色んなイベントに参加したが、たいがいメアド交換で終わり、まれに2人で食事に行くこともあったが続かなかった。続かなかったというのは、もちろん、誘っても返事がなかったり断られたりしたということ。一度、イベントとは無関係にメール交換の申し込みがあって何度かメールした後に実際に会って食事をしたことがあった。第一印象はジャガイモに似た顔の人だと思ったが、とりあえず、ご飯を食べていろいろ話をした。翌週、博物館の催し物を2人で見て歩いてまた食事をして帰った。たぶん、決して悪い人では無いのは確実なのだが、どうしても好きになれる気がしなかったので、二度と連絡しなかった。もう少し見た目が可愛かったらとか、何か惹かれるものがあれば、もう少し付き合ってもいいと思えたかもしれないが、実際にはそうではなかった。2週間後くらいに彼女からメールが来たがそれっきりだった。ハッキリとお付き合いできませんと伝えた方が良かったかもしれない。でも、そうしたら、理由を聞きたくなるのが普通だろう。もちろん、相手の欠点を並べるのは簡単だ。外見やスタイルや話し方、動作なんでも文句は書ける。でもそれって事実だけど真実じゃない。一緒にいて楽しいかどうかって、相手の一部だけを見ても決まらないし変わらないと思う。だから、会わない理由を書いても意味がないし、変な誤解をされても困るので、お別れメールは出さなかった。
これまで一度会っただけで続かなかったたくさんの女性たちも同じ気持ちだったのかもしれない。自分の場合、誘って断られた時に何度か理由を聞いたことがあった。その返事は、大抵、曖昧でハッキリしないもので、対策のしようがないものだった。ただ、ほとんどの場合の断られ方は、忙しいから、用事があるからと日程を決められないものだった。そう、要は会いたくない、それだけなんだろう。
それが分かるまでに結構な時間がかかってしまった。

(第十八話 おわり)