独身アラフォー非モテ男の婚活日誌

友達なし彼女なしのアラフォー非モテ男による婚活活動日誌

第十一話 はじめてのカップル成立(その7)

そして交代時間になったので、ポニーテールの女性のところへ行った。こっちはすでに男の人が二人いて1対3になった。テーブルの上にも1対3の形でプロフィールシートが並べられる。この時、初めて他の男性のプロフィールシートを見たが、年収は自分の半分くらいしかなかった。それは、まあ、予想通りで単なる確認だったのだが、意外だったのは、かなりびっしりと書き込んでいたことだった。趣味なんかの枠が全部埋まっているだけでなく、ところどころに絵やマンガで書き込みしてあって、とても賑やかだった。パッと見、スカスカの自分のとは差が歴然としていた。さらに会話も慣れた感じで、女性向けのアニメやマンガのことも良く知っている感じだった。どうも彼らはオタク関係の友達との交友がありそうで、一緒に出かけたり、コミケに行ったり(俺は行ったことはない)、カラオケに行ったりしているようだった。昔、大学(工業大学だったので男ばかり)の同じクラスの友達とカラオケボックスに行ったことがあるが、歌える曲が無くてほとんど聴くだけだった。テレビCMで聞いたことのある曲もあったが、そういうのはサビの部分しか流れないので、やっぱり歌えなかった。結局、3人の会話を傍観しているだけで二回目のフリータイムが終わってしまった。