閑話休題 その四(マンガのハーレム物、女性向けは獲得型、男性向けは維持型?!)
サトー タロー役の辺野々々・ローロ・茂平次(へのへの ろーろ もへじ)です。
今回も前回に引き続き「カツ婚」ネタです。最初に読んだときには「そう言われればそうかも」と納得しかけたのですが、後から違和感が湧いてきて、モヤモヤする話がありました。
この中の一つのエピソードで、衝動買いがやめられず部屋が散らかって困っているハヤコさんという独身女性の悩みに蝶子さんというモテ女性が答えるというものがあります。簡単な心理テストの後で次のように快楽について解説しています。
「カツ婚 愛で勝つ!篇」P.18
わたしが思うに人の快楽は大きく2つに分けることができます。「維持」に快楽を感じる人「獲得」に快楽を感じる人
エピソードの中では、この解説の後、解決案が提案されます。
気になったのは、タイトルにも書いた以下の内容です。
P.23
少女マンガと少年マンガのハーレム物快楽は「維持」にあるか?「獲得」にあるか?少女マンガの快楽は「獲得」にありますただしそれが起きるのは最終回少年マンガではハーレムを第1話で「獲得」連載中の快楽はハーレムの「維持」にあります
少女マンガはほとんど読んだことがないのではっきりとは分からないのですが、ヒロインがイケメンに囲まれて話が進むようなものはあまり無い気がします。それよりは、イケメンがヒロインを奪い合うようなのが一般的だと思います。もちろん例外はいくらでもあるでしょうけど。
少年マンガは世間的には非モテの少年が美少女たちに守られ(囲まれ)ながらと「敵」と戦う(ハーレムを維持する)内容が多い気がします。たとえば「そらのおとしもの」とか「トリニティーセブン」とか。ただ、もちろん、こっちも例外を探せばいっぱいあると思います。
トリニティセブン 7人の魔書使い 1 (ドラゴンコミックスエイジ な 3-1-1)
- 作者: 奈央 晃徳,サイトウ ケンジ
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2011/07/08
- メディア: コミック
- この商品を含むブログ (5件) を見る
自分には「少女マンガは◯◯、少年マンガは◯◯」と断定できるだけの知識がないので、カツ婚の説が合っているのか間違っているのか分からず、何だかモヤモヤしてしまいます。