独身アラフォー非モテ男の婚活日誌

友達なし彼女なしのアラフォー非モテ男による婚活活動日誌

第十四話 はじめてのカノジョ (その2)

デート当日、いつものように自分は一時間前には待ち合わせ場所に到着していた。なぜ、早く来るかと言うと、相手を待てせるのがキライなのと、方向音痴なので事前に目的地を確認しておくためだ。早速、水族館の場所をスマホ片手に確認する。そして、あっさり…

第十四話 はじめてのカノジョ (その1)

遠坂さんと晩ごはんを二度、食べに行った後、次は昼間に会おうという話になり、暑い日が続いてるから水族館を提案したらあっさり決まった。 サンシャインは昔、行ったことがあるそうなので、品川の水族館にした。他には葛西臨海公園とか八景島とかにもあるら…

閑話休題 その十(アマゾン プライム・ビデオの話)

サトータロー役の辺野々々・ローロ・茂平次(へのへの ろーろ もへじ)です。 お正月は暇だったので家で映画を観ていました。映画といってもamazonの有料会員用向けの無料の動画配信サービスです。追加料金なしで観ることができるのですが、amazonレビューで…

第一三話 はじめてのディナー・デート(その5)

今日のご飯代は自分がおごることにした。ご飯代を出すだけでデートできるなら安いものだろう。ゲームとか本とかにお金を使うよりずっと良い。 駅まで遠坂さんと一緒に歩いた。いろいろたわいのない話をした。歩いている間、ずっと、どうやったら手をつなげる…

第一三話 はじめてのディナー・デート(その4)

その時、遠坂さんはメニュー見て固まっていた自分を普通に迷っていると思ったのか、「私、こういうのすぐ決めちゃうんだよね。適当に注文しちゃっていい?」と言ったのでお任せした。刺身の盛り合わせとかクシとか枝豆とかなら写真がなくてもわかったんだけ…

第一三話 はじめてのディナー・デート(その3)

とりあえず、5分遅れでお店に到着した。幸い混んでなかったのか、半個室の席に案内してもらえた。適当に飲み物を頼む。遠坂さんがカシスオレンジを頼んだので自分も同じものを頼んだ。名前からしてたぶんオレンジジュースのお酒だろう。ビールはお腹が苦しく…

第一三話 はじめてのディナー・デート(その2)

案ずるより産むが易し。遠坂さんは時間ちょうどにやって来た。 「行きましょうか」 と言われ、早速、予約したお店に向かって歩き出した。遠坂さんは人混みをかき分けながら、コンビニのキャンペーンで手に入れたアニメ(何のアニメかはよく分からなかった)の…

第一三話 はじめてのディナー・デート(その1)

30分以上前に遠坂さんとの待ち合わせ場所にした渋谷駅に到着した。なんか凄い人だ。だけどまだ遠坂さんは来てないみたいだったので、近くの喫茶店で時間まで待つことにした。 喫茶店も混んでいたが、ちょうど席が空いたみたいだった。ラッキー。その席に座っ…

閑話休題 その九 (40代非モテ男性の婚活)

サトータロー役の辺野々々・ローロ・茂平次(へのへの ろーろ もへじ)です。 気になる婚活関係のサイトを見つけたので、読んでみました。 http://moteoji.com/user/voice/ 40代後半・エンジニアのユーザー様の声 49歳・関西在住のユーザー様の声 44歳・研究…

第十二話 はじめての女性からの電話(その3)

このメリケンは日本語は話せないので、とにかく英語で聞いて、英語を話すしかない。なんだか偉そうに説明を始めた。 「デートには3つのコツがある。これができればデートは成功したも同然だ。たった3つだ。簡単だろ。」 「その3つというのは、何ですか?」 …

第十二話 はじめての女性からの電話(その2)

そして、翌週の土曜日の日中、とある喫茶店で俺は30才位の金髪碧眼の白人男性と向かい合って座っていた。白人は英語で話す。 「何か新しいことはないのか?」 俺は片言の英語で答える。 「ないよ」 「この後はどうするんだ?」 「女性と一緒にご飯を食べる予…

第十二話 はじめての女性からの電話(その1)

そして3週間がたとうとしていた土曜日の夜、今まで鳴ったことのなかったスマホの着信音が狭いアパートの部屋に鳴り響いた。 最初、何が起きたか分からなかったが、少ししてそれがスマホの着信音で自分のiPhoneに電話がかかってきていることが分かった。このi…

閑話休題 その八 (婚活女性いろいろ)

サトータロー役の辺野々々・ローロ・茂平次(へのへの ろーろ もへじ)です。 (主にオタクの)婚活パーティでのカップル率は自分の感覚だとだいたい3割くらいです。 カップルとは言っても恋人同士ではなく、合コンでのメアド交換+α(アルファ)程度の意味…

第十一話 はじめてのカップル成立(その9)

男女別れて席に座り、希望の異性の番号を紙に書いて司会の人に渡した。自分が書いたのは、当然、遠坂さん、ポニーテールの人、そしてもう一人いた可愛い女性。ただ、遠坂さん以外は反応がなかったので、可能性はほとんど無いと思う。そして遠坂さんはよく分…

第十一話 はじめてのカップル成立(その8)

三回目のフリータイムが始まると、すぐに遠坂さんの所に向かった。今度は別の男の人が来た。こんな綺麗な女性からアプローチしてきてくれるようなことはもう二度とないと思ったので、この時は柄にも無く頑張った。必死で共通の話題を探し、何とか話題につい…

第十一話 はじめてのカップル成立(その7)

そして交代時間になったので、ポニーテールの女性のところへ行った。こっちはすでに男の人が二人いて1対3になった。テーブルの上にも1対3の形でプロフィールシートが並べられる。この時、初めて他の男性のプロフィールシートを見たが、年収は自分の半分くら…

第十一話 はじめてのカップル成立(その6)

ケーキタイムが終わりフリータイムが始まった。女性と男性が向かい合って番号順に並ぶ。自分は心臓がバクバク言って隣の人に聞こえるんじゃないかと気が気ではなかった。開始の合図で女性陣が動き始める。遠坂さんがまっすぐこっちに歩いてきた。なんか番号…

第十一話 はじめてのカップル成立(その5)

そんな時、目の前に遠坂凛がいた。ああ、こういう女性と話が出来るだけでも収穫といえない事はないなと考え直した。この遠坂さんは同人作家だそうで、絵が上手いらしい。自分は絵でも歌でもアート系全般はまったくダメなのでそういうスキルを持った人は無条…

第十一話 はじめてのカップル成立(その4)

そして、いよいよイベントが始まった。最初の女性は同じテーブルに座っているノベルゲーム好きの大きな女性だった。普通にさっきの話の続きをする。今まで男性含めてアダルトゲームの話なんてした事がなかったので、新鮮な感覚だった。結構あっという間に時…

第十一話 はじめてのカップル成立(その3)

周りを見渡すと、席が全部埋まっていた。女性10人、男性10人の計20人。以前参加したイベントは20対20の大人数だったため、女性全員の顔は見渡すことすらできなかったが、10人なら大体把握できそうだ。そんな事を考えながら見渡すと綺麗とか可愛い言えそうな…

第十一話 はじめてのカップル成立(その2)

今度の会場はオタク婚活らしく秋葉原だった。人通りのない分かりにくい場所にあったがスマホの地図を見ながら何とかたどり着いた。会場に入ってみると、真新しい感じのオシャレな雰囲気だった。コンクリートの打ちっぱなしもオシャレ感を上げていた。 受付で…

第十一話 はじめてのカップル成立(その1)

アエルラの開催日まで少し時間があったので、週末はデパートに行って婚活用の夏服、Tシャツやポロシャツを買ったりした。なぜ単なるTシャツが一万円もするのかは未だに謎のままだ。 そしてアエルラの開催日当日。前回は20人もいた女性から相手にされなかっ…

閑話休題 その七 (オタク)

サトータロー役の辺野々々・ローロ・茂平次(へのへの ろーろ もへじ)です。オタクって何でしょう。私はアニメや漫画が好きな人達がオタクなんだと考えていました。ただ、今ではいろんな意味でこの言葉が使われていて、良い意味では専門家、趣味人という意…

第十話 はじめてのオタク婚活パーティー(その9)

会場を出た直後、急激に疲労感に押しつぶされそうになる。まだ、日中なので日は高く、そして清々しいいい天気だった。俺はいったいせっかくの休日に何をやっているんだろうか。新宿は沢山のカップルや夫婦であふれていた。さっきまで、19人もの年頃の女性と…

第十話 はじめてのオタク婚活パーティー(その8)

それから10分くらい後にいよいよカップル発表になった。今日は20対20なので最大20カップルの可能性があったが、司会の人によると5組のカップルが成立したそうだ。結構、厳しい数字だ。そして男性から番号が呼ばれていく。べつに弱番からとかでないため、いつ…

第十話 はじめてのオタク婚活パーティー(その7)

こちらも時間が来たので、お別れして次に向かった。最後は最初に話したモンハン好きの女性のところへ向かった。そしたら、その女性の周り沢山の男性が取り囲んでいて、逆ハーレムを形成していた。スゴイな。とりあえず、隅っこに場所を開けてもらって、会話…

第十話 はじめてのオタク婚活パーティー(その6)

次の女性は同世代の女性だった。ニコ動でボカロを聞いていて、お互いに知ってる曲も多かった。最近、分かってきたのだが、自分の同世代でニコ動を知ってる人はかなり貴重らしい。初音ミクすらまともに知らない人が多い。自分世代はまだテレビ世代だからなの…

第十話 はじめてのオタク婚活パーティー(その5)

フリータイム開始後、まっすぐ白いワイシャツに紺のスーツを着た就活中の学生みたいな女性の席に向かい「こちら宜しいですか?」と一声掛けて座る。この女性は一見マジメそうに見えるが中身もマジメだ。髪も染めてないし化粧っ気もない。色気はないがカワイ…

第十話 はじめてのオタク婚活パーティー(その4)

何分か後にアプローチシートが配られはじめた。最初に話した女性は凄い人気で机の上に重ねたアプローチシートが10センチ以上ありそうだった。一方、自分の分は未だなし。周りを見渡すと誰もが一枚は受け取っているようなのだが、自分だけまだ一枚も貰えてい…

第十話 はじめてのオタク婚活パーティー(その3)

時間になると司会の人からイベント内容の説明があった。向かいの異性とプロフィールシートを交換して話をして3分たったら男性が時計回りに隣のテーブルに移る。それを全員と話ができるまで繰り返すとのこと。なんだかかなり忙しそうだ。そして開始の合図で、…