第十五話 そして振り出しへ(その1)
第十五話 そして振り出しへ(その2)
閑話休題 その十一(告白)
サトータロー役の辺野々々・ローロ・茂平次(へのへの ろーろ もへじ)です。
私は小中高と共学だったのでほぼ毎日同い年の異性と同じ教室で過ごしていました。今の男性ばかりの職場と比べると夢のような時代です。ところが当時はまったくそんな風に考えたことすらなく学校はただただ苦痛でした。
1クラスは約40人で半分の20人は女子なので可愛い子の一人や二人はいたのですが、自分とはまったく接点がありませんでした。女子と会話した記憶がありません。休み時間は基本、本を読んでいた気がします。
ネットの記事でなど、モテないと言ってる奴は何回告白したのか?何回振られたのか?という言い回しを見たことがありますが、ほとんど女子と接点がないのに「好き」になるはずがないし、見た目が可愛いからというだけでキモい男子から告白されてら相手もショックなのではと思います。
同じ理由でラブレターを出す感覚も分かりません。そういう手紙を出すということは、相手とそれほど親しくないと考えられますが、親しくないのに好きになるっていうのが分かりません。
マンガやアニメやゲームではあまり面識のない相手に「告白」するシーンが定番ですが、あれは不自然ですし現実的でないと今は思います。今はそう思うんですが、学生時代はそうは思っておらず、ブサメンでなければ「告白」をきっかけに女子と付き合ったりデートしたりできると考えていました。順序が逆というかおかしかったんです。
■実際
知り合う→(みんなで)遊ぶ→(ふたりで)遊ぶ、デート→告白→付き合う
■マンガやアニメやゲームからの思い込み
知り合う→好きになる→相手を想う→告白→付き合う→デート
つまり、告白を成功させるために重要なのは事前の十分な根回しということになります。自分がどんなに相手が好きかはどうでもよくて、相手が自分のことをどれだけ気に入ってるか、または興味を持っているかが全てな訳です。たとえイケメンでも根回しゼロでの告白はリスクが高いですが、その場合は普通に友達になったりナンパしたりといろいろ手はあるでしょう。ブサメンはルックスが悪い上に社交性も低いので無理な個人プレーに走りがちで、ストーカーや変な人に思われかねません。
運悪く素敵な出会いに恵まれなかった自分は、いつも運命的な出会い(女の子が空から降ってきたり、訪ねてきたり、許嫁が現れたり、等々)を待ってしまっていました。まあ、待っていなくても、男でも女でもみんなで遊ぶ機会がなかったので結果は変わらなかった気がします。あの頃はただ女子と遊んでみたかっただけなのですが。女子と遊ぶには「告白」を成功させなければならないと思い込んでいたので一人で絶望してました。
婚活してるとこれまでは考えられなかったぐらいたくさんの女性と話しができます。できますが、現実の厳しさも目の当たりにします。イケメンはモテるし、そうじゃなければモテません。毎週、アプローチカードという名の「告白」と撃沈の繰り返し。最初は落ち込みますが繰り返してると慣れてもきます。それが日常になります。
第十四話 はじめてのカノジョ (その3)
第十四話 はじめてのカノジョ (その2)
第十四話 はじめてのカノジョ (その1)
遠坂さんと晩ごはんを二度、食べに行った後、次は昼間に会おうという話になり、暑い日が続いてるから水族館を提案したらあっさり決まった。
サンシャインは昔、行ったことがあるそうなので、品川の水族館にした。他には葛西臨海公園とか八景島とかにもあるらしいが、遠いという理由で却下された。
水族館は子供の頃に小樽の水族館に行ったことがあるが、全然、覚えていなかった。大人になってからは水族館に行こうと思ったことすらなかった。男性が、それも中年男性がひとりで水族館を歩いている光景はなんとなく不穏なものを感じる。うる星やつら2でラムちゃんが一人で水族館を歩いているシーンがあるが、えらい違いだと思う。そういえば、無邪鬼は水族館に何しに来てたんだろう。今更ながら、あのラムちゃんと無邪鬼の出会いのシーンは無理がある気がしてきた。映画を見てる時はキレイなシーンだしまったく気にならなかったが、偶然の出会いにしては無理がありすぎる。世紀末シーンのトラックの運転手もそうだが、あの映画は実は粗がたくさんあるのかもしれない。
話をデートに戻すと、なんでも水族館は駅のすぐそばらしいので、品川駅の改札口で待ち合わせる事にした。
閑話休題 その十(アマゾン プライム・ビデオの話)
サトータロー役の辺野々々・ローロ・茂平次(へのへの ろーろ もへじ)です。
お正月は暇だったので家で映画を観ていました。映画といってもamazonの有料会員用向けの無料の動画配信サービスです。追加料金なしで観ることができるのですが、amazonレビューで星4つ以上の面白いものがあり楽しめました。
・八日目の蝉
普段は邦画はまったく観ないんですが面白かったです。後半4回くらい涙が出てきました。
永作博美さんと井上真央さんを始めお父さん、お母さん役の演技がとても良かったです。
お話は赤ん坊を誘拐して育てるだけの話なのですが、非常に真実味がある演技でずっと内容に引き込まれていました。
私の両親は小学校の頃に離婚して、母方の実家に引越した後に再婚しているせいか、あまり血のつながりにこだわりがありません。
そのためか、ところどころ共感するところもありました。
この映画は不倫の話でもあります。ベッキーさんの不倫騒動もそうですが、なんで女性は既婚男性と付き合いたがるのでしょう。たぶん女性の言い分は好きになった男性が結婚していただけと答える気がします。つまりそれって、モテる男は彼女ができるし、結婚もできて、不倫もしやすいという事なのでしょう。非モテ男性としてはモテる男性と関わらないように頑張るしかないのでしょう。
トム・クルーズ主演のSF映画です。事前上無しで観たんですが面白かったです。この映画にはキャメロン・ディアスが演じる女ストーカーが登場しますが、とても羨ましい状況でした。ただ、そういう状況はスクール・デイズの桂言葉(かつら ことのは)でも同じでしたがモテる男性がいて初めて成り立つので自分とは無縁のようです。
それからこの映画はエッチなシーンがいくつかあるので、家族で見ると気まずい思いをするので注意して下さい。
・Wの悲劇
女優に憧れる少女が夢を叶えるジャパニーズドリームのお話です。1980年代なので自分が大体中学生頃の映画なのでみんな黒髪だったり携帯電話がなかったりといろいろ懐かしさを感じます。自分の中の東京のイメージもこの頃にテレビで作られたので、いろいろ感慨深いものがあります。